出雲生姜の畑は、神立(かんだち)と呼ばれる地域にあります。
出雲の市街地から、国道 9 号線を通り、斐伊川(ひいかわ)を挟んだ対岸が神立地区です。
毎年旧暦 10 月に日本中から集まった神様が、最後にこの地域から旅立つことことから、そう呼ばれるようになったそうです。

神立地域には出雲平野の一部として広い平野が広がっており、島根県下で有数の豊かな穀倉地帯となります。
農家も多く、歴史的にも農業をする土壌がある地域だといえます。
出雲生姜は、2017 年からこの地に移転し、田んぼを借りて、生姜づくりをしています。

特定非営利活動法人なかよしさんは、出雲市大社町にある福祉施設です。
最初のお付き合いは、生姜の皮むきから始まり、今では砂糖漬け、ゆず胡椒、ラー油といった多様な商品の開発に一緒に取り組んでいただいています。

また、他にも出雲生姜の様々な加工品の内職にも関わっていただき、最近では唐辛子の収穫にもご協力いただいています。

出雲生姜の商品製造において、なくてはならない存在です。

施設長 明正(めいしょう)さんは「福祉施設という賃金の安い単純作業が多い中、出雲生姜屋さんは私たちの事情を考慮し、利用者さんの賃金向上に繋がるような仕事を依頼してくださっています。

また、製造者として私たちの施設の名前が出ている商品もあるので、より自分たちごととしてモチベーションも上がりますし、施設の宣伝のことも考えてもらえて大変有り難い存在です。利用者さんにとっても、代表の南さんが直接顔を出してくれることで、顔の見える仕事ができ、いい雰囲気でお仕事に取り組めていると思います。」